―まずは、東果大阪様の事業内容を教えてください。
東果大阪株式会社(以下、東果大阪)
弊社は大阪市東部中央卸売市場の青果物の卸売会社として昭和39年に創業し、青果物流通拠点として生産者と消費者を結び、効率的な流通や安定した取引を推進しており、取引の多くはスーパーマーケットや業務用の外食・中食業者への対応となります。しかし、そういった既存の商品取引では、こだわりの野菜や果物、伝統野菜などの企画や販売は難しい状況となっております。販売の難しい商品をどうやって販売していくかを考えて立ち上げたのが、「株式会社一品一会」というひとつの出口となるサイトです。
他に関連会社として、高級ギフトをプロデュースする会社などがあり、卸売会社を機軸としながら、様々な出口作りの取り組みを行っています。
―通販サイトとして「一品一会」を運営されていますが、大切にしていることはございますか?
やはりお客様の顔が見えないので、電話やメール文章で丁寧に対応するよう心掛けています。「情報」という意味でインターネットは活用しやすいですね。スーパーでは「産地」「値段」といった少ない情報でしか伝えられない部分がありますが、インターネット販売になると文字や写真を最大限に活用して商品の「こだわり」をより伝えられることが特徴だと思っています。
―御社が起源というのがすばらしいですね。今後も是非前面に出させていただきたいと思います。
ありがとうございます。
―現在(4月中旬)販売されている中でお客様から反応が多い商品は何ですか?
今ですとゴールデンオロブロンコ(※)というアメリカ産のグレープフルーツが一番人気です。普通はグレープフルーツと聞くと酸っぱいイメージがありますが、凄く甘くてお客様の反応がとても良いです。一度購入された方は何度も何度も買ってくださいます。
―今後挑戦したい販売方法などはございますか?
普通のスーパーや量販店では手に入りにくい珍しいものや、地域の特産物・伝統野菜などを中心に売っていきたいです。あとは産地で実験的に作った野菜や果物や、種苗会社が実験的に作った商品のテスト販売が出来るサイト作りも考えております。
また、インターネットは双方向性があるので、お客様の反応を今度は産地で反映出来るような取り組みもしていきたいです。
商品のライフサイクルが短く天候に左右されやすいことと、規格が非常に多いこと、鮮度が重要であることが青果物の特徴で、取引に伴う商品の情報量が多く、コストの問題が大きく関わってきます。いかに外部と提携しコストを軽減していくかが大事になってきています。
―通信販売されるときに気を使っている、あるいは苦労話などはございますか?
発送には特に気を使います。そのまま送ってしまうと他の商品が重なって潰れてしまう恐れもありますので、見栄えは悪くてもクッション材で包んだりしています。また、青果物なので腐りやすく、発送準備には特に苦労しています。
あとスーパー向けパックからの詰め替え作業があったり、購入していただいたお客様への同封チラシにも気を使っています。
―実際にお客様からの声も多いと思いますが…
長崎県の五島列島のかんころもちという商品の場合、他所では中々取り扱っていない商品でもあり、好きな方には何度も購入していただいています。
―そういった「貴重」な取扱商品の間口を広げて販売していけるよう、弊社も提案したいと思っています。
最後に、インターネット活用の総まとめをお願いします。
BtoBに関しては業界の大枠があるので自社で進めていくのは難しいですが、BtoCとしては販売を含めた情報の提供にまだまだ余地があり、広げていける部分があると思っています。更に産地の情報や商品の情報など世に出ていない部分を紹介する場を設け、取扱商品を広める取り組みをしていきたいです。
―本日はお忙しい中お時間を割いていただき、誠にありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。
当社担当者のコメント
「一品一会」では、産地特産の「伝統野菜」やこだわりの青果物を販売している楽天サイトです。今の季節はマンゴーとイチゴが旬!新鮮な商品を届けるために様々な取り組みをされています。
オロブロンコとは「ホワイトグレープフルーツ」と「ポメロ」の交配種でイスラエル産のものは「スウィーティー」とも呼ばれています。その中でもゴールデンオロブロンコは、通常の収穫を3~4ヶ月遅らせることで樹上完熟させた糖度15度以上の幻の逸品です。